生活の観察

Reasoning in the Wild

2019-01-01から1年間の記事一覧

手繋ぎと視界

商店街ってこんなに奥行きあったっけ 2歳と4ヶ月になる子どもが、ちょっと前から気が向いたときは手を繋いで歩いてくれるようになった。これは2歳児との外出経験に大きな変化をもたらした。より安全に歩けるようになったとか、親愛の情が高まったとかそう…

公共的な丸い石

おもむろに置かれた石とブロック 教育学部棟と国際総合科学部棟のあいだの短い通路に、丸い石がひとつ、ブロックがひとつ置かれている。ちょっと見にくいが、写真のとおり。丸い石は傘立ての近くにある。ブロックは丸い石からやや離れた右側にある。 いつご…

「うまく見ることができない町内図」を見る、ということ

壁に挟まれた町内図 山口駅から今市通りを抜け中央商店街まで行く途中にこんな「壁に挟まれた町内図」がある。ずいぶんといいかげんな仕事だなあと近くを通る度に思う。左のビルを建ててる間にどうにかできなかったのか。まあ外すのは面倒だろう。そして月日…

路上の持ち帰ってよいものと、そうでないもの

畑の横に積み上がった石と、そこに置いてあった空きのペットボトル 仕事を終えての帰宅途中。姫山沿いの道を自転車で走っていたところ、ふとこれ(上の写真)が目に入ったのだった。ペットボトルがポイ捨てされている。気まぐれな善意を発揮し、拾っていった…

曖昧な文の明確な理解

「横断歩道を歩く人が見えなくなる為駐車禁止とさせていただきます」 ゆめタウン山口のメイン入り口前の駐車スペースまわり4、5台分のスペースにいつからかそれぞれ1つずつ青いコーンが置かれ、それにこんな文言が書かれた張り紙が貼られている。 「横断歩…

事物の予期せざる媒介による道徳的判断への介入

山口大学前バス停 普段は自転車通勤なので、大学正門前にあるバス停ではあるが、ほとんど利用することがない。そもそも大学構内にもバス停はあるので、どうしてもバスを使わなくてはいけないときはそちらを利用することが多い。と言っておきながら、ついこの…

冗長と省略

山口線線路を覆う橋と、その手前の横断歩道 ぼんやりとこの道をまっすぐ抜けて温泉街の方に行こうか、それとも十字路を右折して、湯田温泉駅をかすめてドラッグストアに寄ろうか。ふと顔を上げると信号は青だった。ということは、あまり考える時間はないとい…